<Header>
<Author: 岑參>
<Title: 寄左省杜拾遺>
<Format: 五言律詩>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 漢文無假名>
<style2: 日本漢文訓讀無假名標注>
<TranslatedTitle: 左省の杜拾遺に寄す>
<BookPage: 217-218>
<UsedPage: 2>
<Feature: 6>
<End Header>
<Poem>
聯步趨丹陛，
分曹限紫微。
曉隨天仗入，
暮惹御香歸。
白髮悲花落，
青雲羨鳥飛。
聖朝無闕事，
自覺諫書稀。
<End Poem>
<Translation>
毎日つれだって宮中に出仕するが、君は左省、ぼくは右省と勤務さきが違うので、同じ宮中でも區別されている。朝早く儀仗の行列について御殿に上り、夕方には御域 の香を衣に帯びて退出する。この白髪頭で低い官にあまんじ、花の落ちるのを見ても しらがあたま 時の過ぎてゆくのをかなしみ、青空を眺めては鳥が高く飛んでいるのをうらやましが るぼくだよ。(鳥のように高く飛んでいる御達中にはどうせおよびもないことだが。) 君もおそらく同感だろうと思う。しかし聖天子のおわします朝廷では失態や飲點とい うものもないので、自分の役目とはいいながら、蒸戦の書をたてまつることもきわめ てまれである。これは決して怠慢ではなく、はなはだ喜ぶべき傾向ではなかろうか。
<End Translation>